ハンマー&ダンス

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年11月23日

 日本を代表するロックバンドの一つ、ミスター・チルドレンの初期の作品に「シーソーゲーム」がある。こんな詞だ。「愛想なしの君が笑った そんな単純な事で 遂に肝心な物が何かって気付く」。桜井和寿さんが書いた佳曲だ。

 この曲を思い浮かべたのは、先日、学者の一人が新型コロナウイルスの感染対策と感染拡大は「シーソーのようなものだ」と語っていたからだ。人が動けば感染する確率は高まる。対策が奏功して感染者が減れば人出が増え、再び感染拡大のリスクが高まる。こんな論理だ。

 「ハンマー&ダンス」という言葉もある。「ハンマー」は対策で、「ダンス」は「ダンスするように感染者が低いレベルで増減し、揺れている時期という。日本では爆発的な感染者増加を避けるために「ハンマー」を抑制的に使い、ワクチンが流通するまでの間、社会経済活動との両立を目指す政策を進める。

 「シーソー」や「ハンマー&ダンス」のバランスが崩れ、道内では感染が急拡大。今月に入り日別の新規感染者の200人以上は延べ10日間を数える。感染の中心となる札幌では連日連夜、道庁や市役所で会見や会議が相次ぎ、取材現場は振り回されている。道医師会が「第3波に入った」と指摘する大きな波。菅義偉首相は「Go To キャンペーン」の見直しを表明し、鈴木直道知事もさらに強い「ハンマー」を検討中だ。今年も残すところ1カ月余り。コロナ禍で揺れる1年が続く。(広)

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