道予選準優勝・道栄 全国でも貫く〝一戦必勝〟 苫小牧地区勢の戦力(下)

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  • 2020年11月23日
道予選会で初の決勝リーグ入りに続き、2勝マークで準優勝した北海道栄=15日、帯広市(提供)

 ウインターカップ道予選会で初めてとなった4強進出の余勢を駆って、決勝リーグで2勝して準優勝。フォワードの多田悠馬主将(3年)は「お世話になった先輩たちに恩返しができた」と喜びをかみしめている。

 予選はCブロックに参入し、1回戦の帯広三条に129―69で圧勝。続く2回戦は、2015年全道優勝校で昨年ベスト4の札幌工業を96―75で退けた。決勝リーグ進出決定戦では室蘭の海星学院を99―85で破った。

 決勝リーグ初戦は駒大苫小牧に67―101で敗れたが、続く白樺学園に97―77で勝利。さらに大会4連覇中だった優勝候補の東海大札幌にも85―77で競り勝って、同地区の駒大苫小牧と共に全国切符をもぎとった。

 予選の札幌工業を下す試合でチームはにわかに活気づいた。個人表彰の敢闘賞となったガードの上川原翔太(3年)は「札幌工業戦では序盤からゲームを支配して、試合終了まで気持ちを切らさずにプレーできた」と語った。ヘッドコーチを務める木村匡宏教諭も「この勢いならベスト4まで勝ち上がれると確信した」と振り返る。

 駒大苫小牧との決勝リーグ初戦は落としたものの、スタミナに裏打ちされた運動量に加え、士気も十分とみた木村教諭は「決勝リーグの3試合は楽なゲームは一つもないということは認識していたが、チャンスはあると思っていた」と言う。「2戦目から切り替えよう」との指示に部員が呼応して奮起した。

 白樺学園、東海大札幌と続いた試合は、どちらも第3クオーターからの逆転劇。粘り強いディフェンスと速攻が生きた。多田主将は当時の状況を「コートでもベンチでもみんなが声を出して最後まで諦めず戦えた」と言う。チームワークで貴重な2勝をもぎとった。

 木村教諭は、指導者人生の中で初めてウインターカップに挑む。これまで道栄で一貫してきたチーム強化の柱を「泥臭いディフェンス、全員でリバウンドを狙うこと、走って速攻につなげること」と語る。選手たちが重要な戦いで存分に体現した。「この三つをひたすら徹底した結果が準優勝だった」と総括した。

 首都・東京を舞台としたウインターカップの開幕は来月23日に迫る。木村教諭は「目の前の試合に集中して、一戦必勝で臨みたい」と意気込む。多田主将は「ウインターカップでも栄らしい泥臭いバスケを見せたい」との考えだ。

 (石井翔太)

 【予選Cブロック】

 ▽1回戦 北海道栄129―69帯広三条▽2回戦 北海道栄96―75札幌工業▽決勝 北海道栄99―85海星学院

 【決勝リーグ】

 駒大苫小牧101―67北海道栄

 北海道栄97―77白樺学園

 北海道栄85―77東海大札幌

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