アイヌ文化関係団体の職員らでつくるシラウォイ・クンネ実行委員会は12月1日午後2時から、白老町高砂町2の白老生活館で、アイヌ文化ゆかりの人たちから話を聞くイベント「第5回エカシ・フッチのお話」を開く。ゲストは、2024年度の町伝統文化継承者で緑丘在住の大須賀るえ子さん(84)。
大須賀さんは宮本イカシマトク氏(1876―1958年)の孫で、1940年に白老町で生まれた。苫小牧東高校を卒業し、町内で民芸品店を経営。90年に白老アイヌ語教室に通って以来、アイヌ言語研究を通じて文化や習慣の周知に努め、98年に「白老楽しく・やさしいアイヌ語教室」を設立。「金成マツ筆録ノート文字解読字典」(2004年刊)など年1冊ペースで発行を重ねる。
イベントでは、かつての白老町や民芸品店の様子、50歳からアイヌ語を学んだことなどを語る。定員50人(先着)。参加費は500円(ワンドリンク付き)。
問い合わせは実行委の山田さん 電子メール(cikenkio@icloud.com)または携帯電話090(8276)1046。