歴史は続く

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年11月16日

 名だたるアイスホッケー選手を輩出してきたこの地で取材しながら考えることがある。母なる氷都、苫小牧―。樽前山はうっすら雪化粧し、冬の気配が色濃くなった。

 今月1日まで、王子イーグルスはホームの苫小牧で栃木日光アイスバックスと2戦して2回とも5―2の勝利を収めた。

 1回戦後、追い上げ及ばなかったアウェーの栃木日光控室を訪ねた。「パスを使う戦い方をしなければ。ミーティングで再確認しますよ」と古参FW齊藤哲也選手が語った。釧路育ちで駒大苫小牧高から当初は王子に入団し中心選手となりながら移籍した。”古巣”との戦いに闘争心をたぎらせる36歳だ。

 2回戦の後、リンクサイドで同チームFWの岩本和真選手とも会った。7年前から日光の一員。若くして海外に渡航してホッケー修行と勉学に励んだ。カナダ滞在1年たった15歳当時、帰国した際に当方が取材したことを覚えていた。「3、4回点を取れる場面があった」と悔やんだ31歳は生粋の苫小牧っ子で父の和也さんは王子製紙元FW、叔父の祐司さんはかつての雪印元FWで現男子日本代表監督。「自分も勢いをもたらすプレーを見せなければと思います。リーダーシップを取ります」

 挑む者に立ちはだかる厳しい「父」を担ってきた王子イーグルスのクラブ化準備が進められている。新型コロナ禍の2020年、ともあれアイスホッケーの季節は続き、戦いの叙事詩が繰り広げられる。(谷)

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