再点検

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年11月7日

 「北海道、大変そうだね」。新型コロナウイルスの感染拡大を心配して東京の家族から電話があった。おとといときのう、道内の新規感染者は2日続けて3桁だった。

 数字の大きさに驚く。きのうの本紙1面のグラフを見ると道が独自の緊急事態宣言をした2~3月の感染者数は最も多い日で15人。この数でも47都道府県の集計では常に上位の「感染先進地」だった。4月以降再び増加し始めて、10月以降は増減はありながらも最多記録を着実に更新し、ついに3桁台。報道に登場する地名や学校・施設名も身近なものが増えていった。

 5~6月に国が行った調査では、在宅勤務(テレワーク)を経験した東京など大都市の勤労者の4割が「地方移住への関心が高まった」と答え、地方への人口分散のきっかけになるか―と期待もされたが、この感染拡大を見れば、北海道はもう、移住不適地かもしれない。孫たちの正月帰省の取りやめ理由は、これまで「近所に感染の心配を掛けるから」だったが、今後は「北海道は危ないから。感染しては困る」に変えなければ。

 道と札幌市は警戒ステージをさらに引き上げ、ススキノ地区での酒類の提供時間を午後10時までとする要請を各店に行うという。道民全体の不要不急の外出自粛は避けられるとみられるが、油断はせず、警戒を再点検したい。マスクの確実な装着や手指の消毒、部屋の換気などを励行して、安全な北海道づくりに一から取り組みたい。(水)

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