障害物

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年10月28日

 逆上がり―。何歳ごろだったろう。別に課題という訳ではなかったが、何度挑戦しても足が前方に落ちるだけで体が回らずに苦労した。

 小学校のグラウンド脇のさびた鉄棒で、練習をしていた。そして、ある日、できた。足を投げ出した後、ぐいっと鉄棒を引き寄せると、上半身が鉄棒の方に近付いて体が逆さまに立ち、下半身が鉄棒のこちら側に倒れ込んでくることが分かった。

 先日、首都圏に住む幼稚園児の孫が、逆上がりができず泣いているというメールが家人のスマートフォンに届き、昔のことを思い出した。その後届いた運動会の動画を見ると、何と、障害物競走のコースに逆上がりが組み込まれていた。動画にはくるりと回り終え、ゴールする笑顔が映っていた。よくやった。翌週には別の孫の運動会の動画が届いた。見ると、こちらの障害物は跳び箱。箱によじ登って数歩歩きポンと飛び降りて終盤を全力で走り、1着だった。

 2人の、今年の最も大きな障害物はきっと新型コロナウイルス。近県の祖父母も苫小牧のおばあちゃんも運動会に来られなかった。1家族2人という応援人数の制限があり小学生の兄ちゃんは自宅で留守番だった。

 北海道では春先より大きな第3の感染のヤマが来たとみられきょうから2週間は「3密」回避の徹底や出勤の抑制など警戒が強められる。正月の帰省は無理でも、心配せずに迎えられる北海道をつくるために、まずは大人が頑張らなければ。(水)

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