苫小牧市は22日、2020年度第1回苫小牧市スポーツ推進審議会を庁舎で開いた。スポーツ施設整備計画案のうち、新たな市総合体育館は2028年度完成を目指す方針が示された。
同審議会(本間貞樹会長)の委員8人が出席。建設から47年が経過して老朽化が進んだ市総合体育館は市内中心部での移転建て替えを進める考えで、24年度をめどに計画を策定し、事業者選定や設計などを進めていくという。新たな市総合体育館について市スポーツ都市推進課の畠山邦雄課長は「胆振日高の中核的な施設となる。まず建設予定地の選定を急ぎたい」と説明した。
このほか、今年度の「運動・スポーツ活動実態調査」の結果を報告。10~70代以上の市民3000人を対象に、スポーツへの関心の度合いや実施状況などを5月までに調べた。有効回答は1212件。
苫小牧市が全国初の「スポーツ都市宣言」(1966年)を行ったことの認知度についても尋ねた項目では、知っている市民は2016年の前回調査から9・1ポイント低下し、37・7%にとどまっていた。これらは21年11月改定予定の市スポーツ推進計画の基礎資料とする。