東胆振ゆかり4選手、吉報待つ―26日プロ野球ドラフト会議

  • スポーツ, 野球
  • 2020年10月24日
有望視されてきた道産子本格派投手、苫駒大の伊藤
有望視されてきた道産子本格派投手、苫駒大の伊藤
エースとして苫中央高チームを引っ張ってきた根本
エースとして苫中央高チームを引っ張ってきた根本

 プロ野球のセ・パ両リーグ12球団によるドラフト会議が26日、オンライン上で開かれる。史上最多の高校生、大学生計374人がプロ志望届を提出する中、北海道日本ハムファイターズから1位指名を明言された伊藤大海(ひろみ)投手(苫小牧駒沢大)=渡島管内鹿部町出身=を筆頭に、根本悠楓(はるか)投手(苫小牧中央高)=白老町出身=、若林楽人(がくと)外野手(駒沢大4年)=同=、河村説人(ときと)投手(星槎道都大)=むかわ町出身=と東胆振ゆかりの選手たちが、プロ入りを夢見て運命の日を心待ちにする。

 ― 苫駒大・伊藤大海「やれることやり切った」

 苫駒大のエース、伊藤大海はドラフト会議当日が迫っていても至って冷静だ。「やれることはすべてやり切った。あとは待つだけです」とすがすがしい表情を見せる。

 北海道日本ハムファイターズが1位獲得を明言しており、駒大苫小牧高出身者のプロ球団1位指名としては、2006年に東北楽天ゴールデンイーグルスへ1位入団した田中将大(現米大リーグ・ニューヨークヤンキース)以来2人目となることが濃厚となっている。

 目標の舞台は決して遠くないと思わせてくれた人がいた。1987年に横浜大洋ホエールズ(現DeNA)から1位指名を受けた同郷の右腕、盛田幸妃さん(享年45)。「鹿部からでもプロになれる希望をくれた」偉大な先輩に刺激を受けてきた。

 いったん東京の駒大進学後に再入学した苫駒大では努力を重ねて地力を高めた。150キロ中盤の力強い直球と多彩な変化球を武器にめきめきと頭角を現した。2年春の全日本大学選手権出場。2018年、19年には「侍ジャパン」大学代表として日米大学野球選手権にも参加した。

 大学生最後の登板となった12日の北海道地区王座決定戦(苫小牧市)を終えてから数日の間だけ帰省した以外は、「変わらずに過ごしたい」とチーム練習に自主的に参加し、シーズン平時と変わらぬペースで体づくりに励んできた。プロ野球からの招待状到着の日が刻一刻と近づく。

 ―苫中央高・根本悠楓「指名されたチームで頑張りたい」

 直球と多彩な変化球を武器に、プロ野球のマウンドを目指す苫中央高のエースとして数々の好投を見せてきた根本悠楓。ドラフト会議を目前に控えて「楽しみにしてきたけれど、日が近くになるにつれて、不安と緊張を感じています」と率直に心境を語った。

 白老白翔中時代に全国制覇を経験した後、15歳以下の日本代表にも選ばれて大活躍した左腕の逸材だ。プロ球団入りが決まれば同校出身者としては初の道を開くことになる。

 苫中央高に進み130キロ前半だった球速が140キロ中盤に大幅アップ。変化球もスライダー以外にも多彩に投げ分ける秘術の幅を着実に広げてきた。3年間にわたった高校野球を振り返り、「振らせるスライダーや際どいコースを突く直球が投げられるようになったおかげで、三振の取り方が分かった」と言う。

 この間、指導してきた渡邊宏禎監督は高校生・根本の人柄を見てきて「人間としての成長したことを評価している」と太鼓判。「野球ではやれることはやったはずなので、後は待つだけです」と話した。

 プロ入りへの熱望を高めてきた高3球児は「球団にはこだわらない。指名されたチームで頑張りたい」と語った。

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