史上初

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年10月23日

 中央競馬が「史上初」の話題で持ち切りだ。18日の秋華賞は日高出身のデアリングタクトが史上初めて無敗で牝馬G13冠を制した。25日の菊花賞は新冠出身のコントレイルが無敗で牡馬G13冠に臨む。無敗3冠になれば父ディープインパクト以来3頭目。父子の3冠馬は「前馬未踏」だ。

 かつてこの快挙に王手をかけた馬が1頭だけいる。1991年のトウカイテイオーだ。「皇帝」と称されたシンボリルドルフ産駒。無敗で皐月賞、日本ダービーを圧勝した。故障で菊花賞は出場できなかったが、度重なる骨折から復活した奇跡の有馬記念優勝など、競馬史を彩った名馬。バブル経済が崩壊するまっただ中を駆けた。

 競馬はたびたび世相を反映し、競走馬はその走りで、感動や勇気を与えてくれる。最近では東日本大震災が発生した2011年。震災から2週間後には「復興支援」と銘打って競争を再開し、オルフェーヴルが牡馬G13冠を達成した。同年は優勝賞金が世界最高額のドバイワールドカップで、ヴィクトワールピサが日本馬として初優勝も果たした。

 今年は新型コロナウイルスが影を落とす中、牡牝クラシックで名馬が誕生したのは偶然ではないだろう。中央競馬はコロナ禍でも無観客でレースを続け、売上の一部が医療支援などに充てられてきた。10日から観客の入場も限定的だが再開し、舞台も整った。3冠最終章に注目したい。(金)

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