苫小牧市スポーツ協会などが主催した「基礎から学ぶはじめての弓道教室」が16日、苫小牧市総合体育館で全日程を終えた。中学生から一般までの11人が参加。基本から弓を射るところまで学び、武道の奥深さを確かめた。
例年は中学生とその上の年代の一般各コースを展開してきたが、今年は新型コロナウイルスの影響で両方をまとめて9月上旬に開講し、全10回の教室を行った。参加者は苫小牧地区弓道連盟の指導員が手ほどきした。
参加者は弓道の歴史や基本作法を座学から始めて、実技では弓を持って基本動作を試したり、稽古用の的「まきわら」に矢を射たりした。日程終盤には、射場で競技用の的に矢を放ち、上達するに従って増す面白みを堪能した様子だった。
同協会は「はじめての弓道教室」を今後も実施して競技普及の糸口としたい考えだ。同連盟の●【99cb】橋学理事長は「弓道は生涯スポーツとして長く続けられるので、年齢に関係なくチャレンジしてほしい」と話す。
初めて教室に参加した池田帆乃華さん(啓明中1年)は「矢がなかなか的に当たらなくて難しかったけれど、弓を引くのは楽しかった」と話していた。