苫小牧市内の卓球クラブ北海道菊卓会(菊池吉幸代表)が18日、苫小牧市総合体育館で合同練習会を開いた。新型コロナウイルスの影響で大会中止など活躍の舞台を失った小中学生に「成長の場を」と企画。市内をはじめ、恵庭、札幌、留萌など全道の64人が参加し、感染症対策を徹底しながら卓球台上で持てる力をぶつけ合った。
選手たちは男女の技量別6部門に分かれてリーグ戦を展開した。菊卓会の越智陸斗(光洋2年)は男子最上位のAリーグに挑み、「強い選手とたくさん試合ができて、いつもより手応えを感じた。今後はサーブ面を調整していきたい」と語った。
10月のホープスナショナルチーム選手選考合宿東日本ブロック(福島県)に参加するなど、道内屈指の実力を誇る櫻井花(留萌モンスターズJr)=留萌東光小6年=は「ラリーがまだ弱い。フットワークを確認していきたい」と向上のヒントをつかんでいた。
菊池代表は「コロナ禍でも、皆さんの協力のおかげで練習会が実現できて良かった」と喜ぶ。感染症拡大予防のガイドライン作成をはじめ、参加選手の体調チェックシート提出、練習会当日の来場者検温、手指消毒など細心の注意を払った。「子どもたちには目標を見失わず、もう一つ上を目指すために頑張ってほしい」と代表は期待した。