第99回全国高校サッカー選手権大会北海道大会第3日は19日、札幌サッカーアミューズメントパークなどで準々決勝が行われた。駒大苫小牧は札幌大谷に0―3で敗れ、ベスト4進出を逃した。
駒大苫小牧は前半5分に札幌大谷に先制され、前半終了間際にも追加点を許した。防戦を強いられた格好でシュート数1本に終わり、得点できなかった。
準決勝は24日、札幌厚別競技場で札幌大谷―北海と大谷室蘭―旭川実業の組み合わせ。決勝は25日、同会場で行われる。
▽準々決勝
札幌大谷3―0駒大苫小牧
北 海2―1とわの森三愛
旭川実業2―1帯 広 北
大谷室蘭0―0東海大札幌
(PK4―1)
―攻め手欠き無得点、守備は一定機能
駒大苫小牧は終始攻め上げてくる札大谷の圧力に押され、防戦を強いられた。試合を終えて岡崎監督は「主導権を握られ、思うような攻撃ができなかった」と悔しさを語った。
シュートチャンスを演出できなかった。札大谷が15本放ったのに対し、駒大苫はわずか1本。唯一シュートを放ったMF宮川主将(3年)は「全体のラインを引いて守ってしまい、札幌大谷に攻撃させてしまった」と振り返った。
強固なディフェンスラインはある程度機能した。岡崎監督は「完全に崩された形での失点はなかった」とし、「練習でやってきたことをトライしてくれた」と褒めた。
1、2年生も活躍。1回戦から先発出場したDF阿部(2年)は「大舞台でプレーできたことは大きいことなので来年につなげて、全国出場を目指したい」と抱負。GK小片(1年)は公式戦2試合目の出場だった。「チームのリーダーシップを取れるようなキーパーを目指す」と意気込みを語った。
全国大会出場の願いを後輩に託すことになった宮川主将は「後悔のない試合をして、全国を目指していってほしい」と期待を寄せた。