風圧

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年10月17日

 日本語は、新型コロナウイルスのような、飛沫(ひまつ)感染に強いようだ。中公新書「感染症・増補版」では、実験を紹介している。

 実験で確かめたのは「しゃべり風圧」。「日本語には有気音がないので口からの風圧が低く飛沫が遠くまで飛びにくい」という仮説を立て測定装置を作った。日本語の小説と、英語と中国語に翻訳した同じ箇所を、それぞれの言葉を自国語とする人が読み風圧を比べると明確な差が現れた。この言葉と「3密」を避けて、手洗いやマスク装着を黙々と実践する人の多さが、爆発的な感染を防いでいる。

 新聞で世界各国の感染者数を見ると日本との数字の単位の違いに驚く。アメリカは堂々世界一の感染大国。今、ヨーロッパでは再び大感染が始まっているそうだ。経済対策としての規制緩和が裏目に出たらしい。1日3万人の感染者が増えているフランスでは夜9時から翌日6時までの外出禁止も始まった。違反すれば日本円にして約1万7000円の罰金が科される。

 世界から見れば少ないとはいえ、日本でも感染者は着実に増えている。重症患者の増加も目立つとか。GoToトラベルやらイートやらに加え、プロ野球の満席実験も行われる。大丈夫なのか。苫小牧市内の企業でクラスター(感染者集団)が発生した。静内高校も全道の小中高校で初めてクラスター確認。札幌中心だった感染が地方に広がっている。安全な言葉を正しく使って、慎重に耐えたい。(水)

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