安全意識

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年10月16日

 安全装備が充実―。そんな売り出し文句で続々と新車が市中に投入されている。車線維持走行や自動ブレーキ、急発進防止装置など高度な運転支援機能を搭載。ハンドルを持たずとも安全に走行してくれる自動運転車も登場しており、自動車メーカー各社の事故抑止に対する強い思いを感じる。

 車の安全性が大きく変化を遂げる時代だが、交通死亡事故は依然として後を絶たない。東胆振や日高でも多発しており、先月26日には苫小牧市ときわ町で19~25歳の若者3人が大型トラックに追突し、命を落とす事故が起きた。同日、白老町虎杖浜では40代男性が軽乗用車にはねられ、亡くなっている。もし、世の中の多く人が安全性の高い車に乗っていたら、彼らの未来は変わっていたのではないか。そう思えてならない。

 2年前の冬、積雪環境下で走行する自動運転車のテスト走行を苫小牧市内で取材した。車線や道路標識など目印になるものがない状況下で安全に走行するためには高度な技術が必要とし、産学官の研究チームが氷点下の中で懸命に研究開発を重ねていた。一日も早く実用化されるよう願っているが、車社会がまだ変革の過渡期にある今は、ハンドルを握る人たちの安全安心に対する意識が何よりも重要と考えている。

 間もなく冬。日没が早まり、路面も滑りやすくなる。ドライバー、歩行者とも今まで以上の慎重さを心掛けたい。 (隆)

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