渡り鳥でにぎわう 秋のウトナイ湖

  • レンジャー通信, 特集
  • 2020年10月2日
ハクチョウ類、ガン類、カモ類などでにぎわう湖

 蒸し暑かった夏が過ぎて、爽やかな風が吹く秋がやってきました。自然観察路ではチョウセンゴミシの実や、ツタの葉が赤く色づき、鮮やかです。さて、10月は、夏の間ロシアなどの繁殖地にいた多くの水鳥が、越冬地である本州に渡る途中にウトナイ湖に飛来します。すでに、ガン類やカモ類などが確認されており、ハクチョウ類は、例年10月に到着が確認されます。

 ここで、皆さんに水鳥観察の楽しみ方をご紹介します。まずは水に潜るか、潜らないかの違いです。ハクチョウ類、マガン、ヒシクイ、ヒドリガモなどは水に潜らず、頭から首だけを水面に入れたり、足とお尻を水面に残して逆立ちしたりして、主に水草などを食べます。一方、スズガモ、ハジロカイツブリなどは全身で水に潜って主に魚や貝などを捕ります。

 水鳥が遠くにいて識別が難しい場合は、声を聞いてみてください。マガンは子犬のような「キャハハン、キャハハン」という甲高い声、ヒシクイは「ガハハン、ガハハン」という低い声で鳴きます。オオハクチョウは「コォー、コォー」と響くほど強く、コハクチョウは「コッ、コッ」と短めに鳴きます。ウトナイ湖に限らず、苫小牧市内でも夜間にハクチョウ類やガン類の声が聞こえることもあり、夜も渡っていることが分かります。

 さらに観察を楽しみたい方は、苫小牧市植苗のウトナイ湖野生鳥獣保護センターで17、18日に開催する「ウトナイ湖・渡り鳥フェスティバル」の渡り鳥ウォッチング(事前予約制)にぜひご参加ください。他にもクイズ大会、野鳥に関する工作、傷病鳥獣救護施設のバックヤードツアーなどのプログラムをご用意しています。

 新型コロナウィルス感染拡大防止のため、人数を制限しての開催となり、事前予約が必要なプログラムもありますので、詳細は「広報とまこまい」10月号、または当センターのホームページをご覧ください。皆さまのご参加をお待ちしています。

 (日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリ・和歌月里佳レンジャー)

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