苫小牧港でフクラギが釣れている。沖合の秋サケ定置網漁では、数年前から多数のブリが入り込む。一部がイワシなどの小魚を追って港内に入り込んでいるもようだ。
9月の4連休、函館から訪れた会社員の只木亮介さん(23)は、10フィート(ミディアムヘビークラス)のロッドに4000番のスピニングリールを使用したライトジギングスタイルでブリ狙い。ラインはPE2号、ショックリーダーに25ポンドのフロロカーボンを結び、岸壁から30グラムのジグをキャスト。着底後2~3回ロッドをしゃくると青物特有のひったくるようにヒットした。
強い引きを楽しんだ末に釣り上げたのは体長約35センチのブリの若魚フクラギ(イナダ)。「水面を小魚が跳ねていて、遠投で狙うとすぐにヒットした」と只木さん。この日は、岸から60~70メートル付近で当たりが多く、40センチを超える良型も手に。「青物の引きは最高。この季節は、ライトジギングにはまってます」と笑顔で話していた。