今月で創業19年を迎えた苫小牧市の有名なラーメン店で、専門雑誌でも取り上げられたこともある。カウンター9席のほか小上がりやテーブル席のある店内は、広々としている。
お薦めはスープカレー風ラーメン「亜細亜GONZ(ゴンズ)麺」(税込み850円)。スープには「チリパウダー」「クミン」などをブレンドしたアジアのスパイスや、野菜、果物を含め約40種類の原材料を使用。こくやまろやかさ、味の重量感、風味、後味の良さを追求して創作した。
スパイスの風味を引き立て、粉っぽくならないように、焼くことをはじめ、煮る、こす、練る、揚げる、熟成させるといった工程を10回以上踏んでいる。手間を惜しまないというこだわりによって、ピリッとした辛味と口当たりの良さを共存させている。こしがしっかりした特注の中太ちぢれ麺もよく絡み合う。
高桑大社長(50)は「地域と共にあり、自信をもって薦めてもらえる店でありたい」と今後を展望している。
塩ラーメンの「和香潮らーめん」(税込み780円)や「荒挽醤油(あらびきしょうゆ)らーめん」(同)のほか、平日午後5時以降と土日祝日のみに提供する「縄文のザンギ」(6個入り、460円)はテークアウトも可能。カレールーを真空冷凍した「縄文のカレー」(485円)なども扱う。
苫小牧市新開町4の1の1。営業時間は午前11時半~午後8時半。水曜定休(祝日の場合は営業)。電話0144(57)7767。