近未来

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年9月19日

 自宅から車で5~10分の距離で中規模のスーパーマーケットの閉店や開店が相次いでいる。少子高齢化時代の厳しい顧客争奪戦が、静かに続いている。

 転勤で不在だった十数年を除き一消費者として、苫小牧の商業の変遷を見てきた。1960年代から70年代にかけては炭鉱離職者や離農者が流入して人口が急増。駅南北に進出した大型店がマイカーに乗った消費者を吸い込んだ。やがて個人商店や既存の通り商店街は力を失い、住宅街や幹線道路沿いに中小のスーパーやコンビニ、ドラッグストアが目立つようになり、駅付近の様相も変わった。

 核家族化から少子高齢化に時代の看板が変わり、スーパーの商品も変わった気がする。少量の総菜やごはんのパックが目立つ。価格を抑えた弁当類がずいぶん多い。プラスチック容器の多さに閉口するものの、一人でも持病と付き合いながら何とか暮らせる時代。

 先月末、近くに大きな店が開店し、閉店が決まったスーパーの駐車場で、観察した。新しい店は遠いのか慣れた店の方がいいのか、若い客が減った店に買い物袋を提げ、小さなザックを背負った高齢者が次々と入っていく。家人に聞くと、閉店の激安商品には関心がなく、いつも通り淡々とした品選び。帰路の荷物はけっして大きくない。さて次の閉店はどこか。

 「まずは自助」が新首相の描く社会像とか。自分の年齢を数え、近未来の厳しさを想像する。(水)

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