白老の芸術祭

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年9月18日

 白老町に今秋もアートの風が吹いた。廃校になった校舎や森の中、空き店舗などさまざまな空間を舞台にした作品展示、ダンス公演、ドキュメント映画の上映―。「ウイマム文化芸術プロジェクト」と「飛生芸術祭」の名で8月下旬から今月にかけて多彩なプログラムが繰り広げられ、これから始まる関連イベントもある。

 アーティストが白老に滞在し、土地の歴史や自然、文化を表現する作品を生み出す。その成果を二つの芸術祭が同時進行的に披露する仕掛けだ。飛生は2009年から、ウイマムは18年から開かれ、道内外から多くの人が鑑賞に訪れる。ウイマム関連行事として仙台藩白老元陣屋資料館で開催中の「木彫り熊展」には8月下旬の開幕以降1500人以上が足を運び、うち3分の2が町外からだ。他のプログラムを合わせれば、来町者は延べ数千人規模か。小さな町で展開される芸術の祭りは注目を集め、宿泊や食事、コンビニでの買い物も含めて地域に一定の経済効果をもたらしている。

 アートで地域創生を鼓舞する活動は定着してきたが、今後も続くか心配になる。運営費は国と民間の助成金頼りで、安定的とは言えない。町の予算や企業、個人の協賛金もバランス良く取り入れ、身の丈に合った企画や稼ぐ力を構築することが必要だ。そろそろ主催者と町、住民が共通認識に立ち、持続可能な方法を探るべきだろう。(下)

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