永遠の幸せ、か

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年8月28日

 釣りは下手の横好きというだけだが、木曜掲載の「釣り倶楽部」の担当を務めている。腕の立つ若手記者や協力者の応援も頂いて紙面を作っている。最近はすっかり夏枯れの様相だ。

 苫小牧周辺は釣りのパラダイスと言っていい。太平洋に面しながら背後に国有林などの豊かな森が広がり、伏流水や湧水を源にした河川が海に注ぐ。北には支笏湖と千歳川。沼や湿原、大型港湾や砂浜、護岸、日高には磯もある。多様な水産資源に恵まれたエリア。

 釣りの対象魚は季節によって変わる。楽しみ方は多様。食べるばかりでなく、仕掛けや釣り方の戦略性、数や大きさ、投てきで競技性を求める人もいる。

 作家の開高健は釣り紀行「オーパ!」で中国のことわざを引用した。その一節が「永遠に、幸わせになりたかったら 釣りを覚えなさい。」。酒は1時間、結婚は3日間の幸福と例える。釣りにはいつも大きな期待、予感、迷い、挫折、充実感がある。激流のような興奮と達成感を得る瞬間も必ずある。道具を磨き、記憶を探り、次を構想すれば、美酒の味わい。

 だが釣り場で目にするごみや迷惑行為は目に余る。漁業者や荷役業者は我慢の限界。道内では住民以外は釣りを自粛するよう求める自治体も出てきた。コロナ時代こそのレジャーでもあるのに、この状況が続けば釣り人は必ず水辺から排除されよう。モラル向上に解決を見るのが望ましいが。(司)

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