女子プロチーム相手に完敗も得難い経験―駒大苫小牧高女子硬式野球部

  • スポーツ, 野球
  • 2020年8月25日
女子プロ野球の埼玉アストライアとの交流試合で力投する駒大苫小牧高3番手の柴田(左)=24日、とましんスタジアム

 駒大苫小牧高女子硬式野球部は24日、とましんスタジアム=苫小牧=で、来道した女子プロ野球の埼玉アストライアと交流試合を行い、0―13で敗れた。茶木圭介監督は「貴重な機会をもらい、感謝したい。選手にとってはいい経験になった」と語った。一戦を終えたメンバーはプロ選手に守備位置ごとの技術指導も受け、来たるべき公式戦デビューに向けた糧としていた。

 女子プロ野球は京都フローラと愛知ディオーネを含む3チームがリーグ戦を展開。今シーズンの22日時点では埼玉アストライアが9勝7敗1分で首位に立っている。交流試合は、同高と日本女子プロ野球機構が昨年5月に、女子野球の活性化などを目的に締結したパートナーシップ協定に基づいて行われた。

 1年生部員入学の今年度から本格始動した駒大苫チームの佐藤千尋部長は2015年から18年までの4シーズン、アストライアで野手としてプレーしていた。

 交流試合を前に茶木監督は「今持っているものをすべて出して」と呼び掛けたが、プロ選手の顔触れからみなぎる迫力にメンバーは緊張ぎみ。プレーボール後は序盤からアストライア打線が好機に畳み掛けた。駒大苫先発の小笠原星は二回、2死満塁でアストライアの4番で本道出身の強打者、岩谷美里に走者一掃の適時二塁打を浴びるなど、計12安打を喫した。

 打線は柳理菜から髙橋海音、黒長桃可とつないだプロ3投手が投げ込む威力ある直球と変化球に対応できず、3安打にとどまった。二塁手9番で出場した藤井華子主将は「初球から打ちにいくことを意識はしていたが、ヒットにつながらなかった」と振り返った。

 光ったのは序盤のピンチから救援した右腕山崎凜の好投。2回3分の1を無失点に抑え、試合後、アストライアからMVPとして表彰された。カットボールを1球投げた他はすべて真っすぐで勝負した山崎。「直球が伸びてコントロールもうまくいった」と手応えを語った。

 試合後の球場では、守備を中心とした野球教室も開かれ、プロ選手からポジション別に丁寧な教えを受けた駒大苫メンバー。藤井主将は「守備の精度や後ろにつなぐ打撃を高いレベルに上げていきたい」と抱負を語った。茶木監督は「大舞台や強敵相手との試合でこれからも精神的な弱さが出ると思う。そういった弱さを認識できただけでもいい収穫になった」と総括し、「今後につなげてほしい」と改めてメンバーに期待していた。

 ▽交流試合

 駒大苫小牧高女子硬式野球部

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 埼玉アストライア

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