街路樹

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2020年8月21日

 新型コロナウイルスの感染拡大がなかなか収まらない。同時に全国各地が連日30度を超す「危険な暑さ」に見舞われ、いや応なしに熱中症とコロナの両方の対策を要する「特別な夏」が続く。

 15年ほど前だったと思う。苫小牧市の幹部と街路樹の在り方について議論になったことがある。「苫小牧の人はあまり気付かないだろうが、札幌に行けば街路樹のありがたさがよく分かる。例え1本でも大切にしたい」と緑のまちづくりへの意欲をうかがった。その時はピンと来なかったが、その後に4年間、札幌勤務で街路樹がつくる木陰のありがたさが身に染みて分かった。真夏に木陰の中と外では体感温度が随分違うのだ。

 市は7月に市役所西側の市道旭大通沿いの街路樹39本を伐採した。いずれも樹齢50年前後のヤチダモで、大きな枝を広げて一部は市役所内の庭木と「緑のトンネル」を形成し、市民に潤いと涼感をもたらしてきた。伐採は市バリアフリー基本構想に基づく歩道の改良整備のためといい、今後、さらに8本を切る計画だそうだ。

 ヤチダモは昔から道内で防風林としてよく使われ、強風から家や田んぼを守ってきた。7日付本紙が「伐採」を報道する中で、道路に沿って切り株だけとなった寂しい光景に女性が「人通りが少ないところ。何とかならなかったのかしら」と残念がる。そう思う市民は少なくないだろう。(教)

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