道と札幌市は12日、新たに4人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち2人の感染経路が不明。日別の感染者数が1桁台となったのは2日以来、10日ぶり。道内の感染者は延べ1583人(実人数1563人)となった。
札幌市は30代の無職女性と男性パート従業員、年代・職業非公表の男性の計3人の感染を発表した。クラスター(感染者集団)が発生する中央区のライブハウス関連では、新たに首都圏の客9人(各自治体が公表)の陽性が判明し、感染者は計35人となった。
道は、十勝管内大樹町の大樹町立国保病院に勤務する40代の男性職員の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは1334人。現在の患者数は146人で、重症は3人。103人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には48人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は11・4人(同10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は5・4人(同3人以下)(3)入院患者数は98人(同250人以下)―となり、新規患者数と経路不明が指標を上回っている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は1・52人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を29日連続で上回った。