少年野球の第13回エコアハウス神出設計旗争奪大会最終日は8日、苫小牧市少年野球場でトーナメント決勝を行った。拓勇ファイターズが、無死満塁で始まる延長八回タイブレークの末9―8で泉野イーグルスにサヨナラ勝ちし、頂点に立った。拓勇は16日に苫小牧市で開かれるファイターズチャンピオンシップ胆振予選切符を手にした。
大会は、市内14チームが参加して1日に開幕。競技3日間で熱戦を繰り広げた。
▽決勝
泉野イーグルス
20012021 =8
00300222x=9
拓勇ファイターズ
(延長八回タイブレーク)
▽準決勝 泉野イーグルス5―1北光ファイターズ、拓勇ファイターズ8―1沼ノ端スポーツ少年団
「絶対に勝つ」気持ち込め
大接戦制した拓勇
泉野イーグルスとの大接戦を制して優勝した拓勇ファイターズの金澤優佑主将(拓進小6年)は「絶対勝つという気持ちでプレーした」と語り、「優勝できて本当によかった」とほっとした表情を見せた。
決勝は同点で進み、七回から無死満塁のタイブレークに突入。先攻の泉野に2点を献上した後、遊撃手で先発出場していた金澤主将が2死で救援し、後続を打たせて取った。
練習試合を含めても、登板の経験がなかったため、「正直びっくりした」と話す。意を決してマウンドに上がり、「とにかくミット目掛けて投げた。抑えられてよかった」と振り返った。
試合を決めるサヨナラ打は捕手の谷口颯(はやて)=同=が放った。谷口は「ここで決めると思って打席に入ったが、かなり緊張していた。インコースを狙って打った」と話していた。