道と札幌市は6日、新たに11人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち6人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ1514人(実人数1495人)となった。
札幌市は、20代の無職女性と80代の男性、年代非公表の男女4人の計6人の感染を発表。うち、4人の感染経路が分かっていない。クラスター(感染者集団)が発生している林下病院(南区)の患者が1人含まれ、同病院関連の感染者は計18人に。ススキノ地区の接待を伴う飲食店の感染者も含まれ、6日までに同地区関連は累計で27店、51人となった。
このほか、札幌市は同日、21人の感染が確認されていた住宅型有料老人ホーム「かがやき八軒」(西区)のクラスターが収束したと発表した。
道は釧路管内の30代の男性従業員、50代の自営業男性、60代の女性会社員、石狩管内の30代の女性会社員、千葉県在住の20代男性(職業非公表)の計5人の感染を確認した。うち、石狩管内の女性と千葉県の男性の感染経路が不明。
道内で治療を終えて回復したのは1291人。現在の患者数は120人で、重症は2人。103人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には35人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は14・4人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は5・3人(同3人以下)(3)入院患者数は85人(同250人以下)―となり、新規患者数と経路不明が指標を上回っている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は1・92人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を23日連続で上回った。