苫小牧若草団地町内会(橋本春季会長)は新型コロナウイルスで生活に影響を受けた住民への支援策として、加入する113世帯に対してそれぞれ3000円の見舞金を贈る取り組みを29日、スタートさせた。役員らが一軒ずつ訪問して配り、受け取った住民も「本当に助かります」と感謝していた。
同町内会は毎月、地域のふれあいサロンとして茶話会を開いていたが、新型コロナの影響で3月から中止。敬老会などの町内会行事も見送りが決まったため、これらの予算活用策として見舞金の配布を発案した。
集会室に役員ら6人が集まり、手作業で封筒に現金を袋詰めし、3班に分かれて各家庭を訪問した。橋本会長は「おいしい物を食べたり、よく笑ったりしながら免疫力を高め、コロナに負けない体をつくって」と声を掛けながら見舞金を手渡した。
8月上旬までに配布を終える予定。橋本会長は「みんなで集まれるようなイベント開催はまだ難しい。今できる活動をこれからも検討していきたい」と語っている。