苫小牧市勇払の自動車部品製造業、トヨタ自動車北海道(北條康夫社長)は30日、工場勤務の男性従業員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同社は「生産体制に影響はない」と説明し「保健所と連携し、感染拡大防止に取り組む」としている。
男性は28日夜に発熱し、29日にPCR検査を受け、30日に陽性と判明した。軽症で指定医療機関に入院している。海外渡航歴はない。
男性は28日まで勤務し、職場の濃厚接触者は6人。6人は30日から自宅待機し、31日以降にPCR検査を受ける予定。30日までに職場や休憩所、ロッカーなどの消毒作業も終え、同社は「考えられる限りの対策を講じる」としている。