国内では30日、新たに1305人の新型コロナウイルス感染者が確認され、1日当たりの過去最多を更新した。国内の感染者は29日に1261人と初めて1000人を超え、感染拡大の勢いが止まらない状況だ。
東京都では367人の感染を確認。23日に確認された366人を上回り、最多を更新した。都によると、年代別では20代が147人で最も多く、30代の89人と合わせ全体の約6割を占めた。ただ、40代が53人、50代が30人と若者以外にも感染が広がっている。
職場での感染は44人で、演劇の稽古中だった出演者やスタッフ20人以上の感染も確認された。都の担当者は「感染が広がりを見せているが、20~30代が多い傾向に変わりはなく、ここをどう抑えるかが課題だ」と指摘した。
感染者が確認されたのは38都道府県。福岡県(121人)、兵庫県(53人)、沖縄県(49人)も過去最多を更新した。大阪府で190人、愛知県で160人が陽性と判明。29日に感染者が初めて確認された岩手県でも新たに40代男性1人の陽性が判明した。
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東京都関係者によると、都内では31日、新たに400人以上の新型コロナウイルス感染者が確認された。1日当たりの判明数が400人台となるのは初めて。