千歳川渓谷ポロソウの滝、清涼感あふれる絶景

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  • 2020年7月29日
見る人に涼しげな印象を与えるポロソウの滝

  千歳市支笏湖地域の千歳川渓谷に、知る人ぞ知る「ポロソウの滝」がある。渓谷の伏流水がしぶきを上げて流れ落ちる隠れた名勝は、見る人に清涼感を与えている。

   千歳川渓谷の伏流水の流れにより生まれた滝で、ポロソウはアイヌ語で「大きな滝」を意味する。支笏湖ビジターセンターが25日、支笏湖地域の自然の魅力を伝える「森と谷の探検ツアー」の一環で初めてこの滝を探訪した。

   国道453号と道道16号(支笏湖道路)が交差する通称「丸山分岐」付近の地点から約1キロの距離、千歳市水明郷に位置する。行程には急傾斜やコケの生えた岩場があり、足を滑らせやすいので注意が必要だ。

   ツアー初回の一般参加者は5人。ロープを頼りに80メートルほどの高低差がある斜面を慎重に下り、1時間ほどで到着した滝は高さ約10メートル、幅約30メートル。参加者は自然が生み出した壮観に間近で触れた。

   苫小牧市泉町のパート従業員、菊地眞由美さん(67)は「川を歩き、沢を上り、やぶをこいで進んでいくのが楽しい。滝も上と下から見られて、それぞれの雄大さを感じられた」と満喫していた。

   ツアーは9、10月にも行われる予定。問い合わせは同センター 電話0123(25)2453。

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