札幌市は28日、新たに3人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち2人の感染経路が不明。道による新規感染者の確認はなかった。道内の感染者は延べ1399人(実人数1380人)となった。
札幌市は、20代の女性看護師と女性従業員、年代非公表のパート女性の感染を確認。女性看護師は北海道循環器病院(中央区)に勤務し21日に症状が出た後、26日に陽性が判明した。同病院では同僚など濃厚接触者にPCR検査を実施し、全員陰性だった。
感染者の中には、ススキノ地区の接待を伴う飲食店関係者が含まれているという。同地区の同様の店関連の感染者は21店、計42人になった。
道内で治療を終えて回復したのは1214人。現在の患者数は82人で、4人が重症。103人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には25人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は5・4人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は2・4人(同3人以下)(3)入院患者数は57人(同250人以下)―となり、すべて達成している。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は0・72人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を14日連続で上回った。