レッドイーグルス北海道は、レギュラーリーグ32試合のうち前半16試合を終えて8勝8敗。暫定で2位につけるが次節は試合がないため、他チームの結果によってはプレーオフ出場圏外の3位に転落する可能性もある。今季は16試合で55得点、59失点。昨季の前半16試合と比較すると、得点数はほぼ変わらないが失点は6割ほど多い。

　荻野監督は前半戦を振り返り、チーム状況について「不安定。2連戦でタイトなゲームを物にしても、翌日の試合で敗戦してしまうような展開を繰り返している」という。失点が重なる要因を「リーグ戦の序盤はFWが前掛かりになって反撃を受けて失点することが多かった。ディフェンスゾーンで守りを崩されることもあるが、ターンオーバーからの失点が多い、キルプレーも防ぎ切れていない」と分析した。

　今月末から年末にかけてはジャパンカップ、来月5日からは全日本選手権が始まる。タイトル獲得に向け、荻野監督は「戦い方を変えるつもりはないが、細かいスキルや状況判断を見直す。自分たちの状況を理解した上で、どのくらい本気度を持ってプレーできるかが大きなキーになってくる」と力を込めた。