10日付で苫小牧税務署の署長となった。2010年以来、10年ぶり3回目の勤務となる。苫小牧の印象について「人口減少が少なくて過疎化も進んでおらず、前回とあまり変わらない。工業地帯で石油精製所もあり、他の地域と比べ税収が多い」と話す。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、納税に係る問い合わせや相談が増えたことなどから、事務作業にも影響が出ているという。収入減などにより、納税の猶予を求める納税者もいるため、困っている人の話を聞き、対応していく方針だ。
相手から信頼されることが一番と考えている。組織づくりの考え方として「人間はミスをする生き物。いい仕事を確実に行うため、できるだけヒューマンエラーをなくすよう心掛けたい」と話した。
1960年7月生まれ。旭川市出身。79年4月、札幌国税局に採用された。前任は名寄税務署の署長。趣味はウオーキング。