札幌市は27日、新たに4人の新型コロナウイルス感染を確認し、1人が再陽性になったと発表した。道による新規感染確認はなかった。道内の感染者は延べ1396人(実人数1377人)となった。
札幌市では、20代の女性3人(職業非公表の2人と従業員)と、30代無職女性の計4人の感染を確認。うち3人の感染経路は不明だった。この中には、中央区ススキノ地区の接待を伴う飲食店関係者が含まれているという。同地区の同様の店関連の感染者は20店舗、計41人になった。
同市は年代・性別・職業非公表の1人の再陽性も発表した。17日に治療を終えて退院したが、19日に味覚障害などを発症。検査で26日に再び陽性が判明した。道内で再陽性となったのは19例目。
道内で治療を終えて回復したのは1202人。現在の患者数は91人で、4人が重症。103人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には28人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は6・4人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は2・7人(同3人以下)(3)入院患者数は63人(同250人以下)―となり、すべて達成している。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は0・86人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を13日連続で上回った。