２０日付で倉庫、港湾物流業の苫小牧埠頭社長に就任した。今月上旬に前社長の死去に伴って急きょ昇格となり、「心の準備ができていない部分もあったが、就任した以上、情熱を注ぐ覚悟を決めた」とし、従業員に対し「突然トップを失った影響は大きいが、前社長の考えに近づくため、全社一丸で前に進んでいくことを伝えた」と述べる。

　 　同社が中心となって管理する苫小牧市弁天の大型冷凍冷蔵倉庫「北海道クールロジスティクスプレイス」について、「港運や飼料用サイロ、オイルターミナルに次ぐ四つ目の柱となる。円滑に事業を立ち上げたい」と意気込む。

　 　今後、施設の整備や新技術の導入、人材育成に力を入れる方針。「社会に貢献しながら、持続的な成長を目指したい」と話した。

　 １９６３年２月生まれ。函館市出身。８５年４月に北海道東北開発公庫に入庫。２０２０年６月、苫小牧埠頭の専務に着任した。趣味は読書。