札幌市は22日、新たに6人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち5人の感染経路が不明。道の新規感染者の確認はなかった。道内の感染者は延べ1367人(実人数1350人)となった。
札幌市は20代の男性会社員・従業員3人と30代の男性会社員、40代の男性会社員、年代・性別・職業非公表の計6人の感染を公表した。
ススキノ地区で発生したクラスター(感染者集団)の新規感染者はなかったが、それ以外の接待を伴う飲食店に関係する人が含まれているという。
石狩振興局は、管内で感染経路不明の新規感染者が5人確認されたことから、新型コロナウイルス注意報を同日、発令した。期間は8月11日までの3週間。
道内で治療を終えて回復したのは1175人。現在の患者数は90人で、重症は5人。102人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には25人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規感染者数(直近1週間の平均値)は7・1人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は3・1人(同3人以下)(3)入院患者数は65人(同250人)―となり、感染経路不明が指標を上回った。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は0・95人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を8日連続で上回っている。