新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急経済対策として国民1人当たり10万円を配る「特別定額給付金」で、厚真、むかわ、安平町の申請期日の締め切りが迫っている。厚真町は今月31日、むかわ町は8月7日までで、両町とも残り100世帯を切っているものの未申請世帯があり、各担当者が懸命の呼び掛けを行っている。
定額給付金は、3町とも4月27日時点で住民基本台帳に記載されたすべての人が対象。厚真町は、対象2103世帯のうち今月17日までに2090世帯(申請率99・4%)の申請を受け付け、未申請は13世帯となった。
町住民課は、個別訪問やチラシのポスティングなどを通じて追い込み作業に入っている。担当者は「胆振東部地震の被災地として復興支援を掲げている町。生活支援のために申請していただきたい」と呼び掛ける。
むかわ町は、4109世帯のうち4048世帯(同98・5%)の申請を受け付けた。担当者は「高齢者が残ると思っていたが、普段忙しい働き盛りの世代が多く残っている」と分析する。未申請者の中には出国も含め、すでに住民票がない人もいるが、「申請が来れば対応できる。期日(8月7日消印有効)までに限りなく100%に近づけたい」と話す。
安平町は4077世帯のうち3982世帯(同97・7%)が申請済み、申請期日は8月11日まで。