道と札幌市は10日、新たに6人の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。うち、4人の感染経路は不明。道内の感染者は延べ1289人(実人数1272人)となった。
道は石狩管内のカナダ国籍の40代の男性英会話講師、帯広市の会社員(年代・性別非公表)の計2人の感染を確認。いずれも感染経路は不明という。
札幌市は60代の男性会社役員、60代の男女2人(職業非公表)、年代・性別・職業非公表の計4人の陽性を発表。うち2人の感染経路が分かっていない。60代の男性会社役員は発症日前の2週間以内に東京滞在歴がある。
道内で治療を終えて回復したのは1126人。現在の患者数は62人で、重症は5人。101人が死亡。軽症者向けの宿泊療養施設には4人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は2人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数は1人(同3人以下)(3)入院患者数は58人(同250人以下)―となり、すべて達成している。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は0・27人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を4日連続で下回った。