道と小樽、札幌の両市は1日、新型コロナウイルスに感染した小樽市の60代男性が死亡し、新たに4人の感染を確認した発表した。これで道内の死者は100人、感染者は延べ1267人(実人数1250人)となった。
小樽市によると、死亡した男性はクラスター(感染者集団)が発生した「昼カラオケ」ができるスナックの客のサークル仲間。新たに感染が確認された60代女性は、クラスターが発生して店名を公表したスナック「カレン」の利用客で同市の「昼カラ」関連の感染者は計37人、死者は2人となった。
道は、十勝管内の50代の男女2人の感染を確認した。札幌市が陽性を確認した80代男性は、クラスターが発生した住宅型有料老人ホーム「かがやき八軒」(西区)のデイサービス利用者の同居家族。いずれも感染経路を追えているという。
道内で治療を終えて回復したのは1072人。現在の患者数は95人で、重症は5人。軽症者向けの宿泊療養施設には10人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は8・1人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は0・6人(同3人以下)(3)入院患者数は85人(同250人以下)―と、すべて達成している。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は1・09人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を上回っている。