苫小牧市若草町の白鳥王子アイスアリーナは1日、スケートリンクの今シーズンの利用を開始した。今年度、照明や電光掲示板を更新し、利便性を向上させた施設が満を持して開館。初日はアイスホッケー・アジアリーグの王子イーグルスがリンク上で自由練習を行った。
市内では、ダイナックス沼ノ端アイスアリーナなどの他リンクが6月上旬に開館しており、この日で全リンクが利用可能となった。
白鳥王子アイスアリーナは6月22日から整氷作業を始め、オープンに備えてきた。1996年開業で、今年25年目の節目を迎えた。開業以来初の大型設備投資を実施し、点滅などの演出が可能となった照明設備と、映像も放映できる電光掲示板を備えた。
リンク開放初日の1日は、王子が自由練習を行った。パスやシュートを中心に氷上で約1時間、体を動かした。選手らはホームリンクの氷の感触を確かめながら練習に打ち込んでいた。
取材に応じた王子のFW高橋聖二副主将は「照明が明るくなり、人やパックが見えやすくなった。シーズン開幕が楽しみ」と話していた。
同アリーナの指定管理者・市スポーツ協会の本間貞樹専務理事は「照明が発光ダイオード(LED)に変わり明るくなった。コロナ禍の中ではあるが、対策をしながらリンクを使ってもらえれば」と話した。