小樽市は25日、新たに6人の新型コロナウイルスの感染を確認したと発表した。いずれも24日にクラスター(感染者集団)と認定した同市花園の「昼カラオケ」ができるスナック利用客の濃厚接触者。道内の感染者は延べ1216人(実人数1199人)となった。
小樽市で陽性が判明したのは、60~70代の男女5人と年代・性別非公表の1人。24日にはこのスナックに関係する感染者9人を公表している。道と札幌市による新規感染確認はなかった。
道はカラオケ店での感染予防策として▽飛沫(ひまつ)が他の人に飛ばないよう距離を取り、マスクなどを着けて歌唱・会話をする▽換気を十分に行う▽マイクを共用せずに複数のマイクを使う▽マイク、リモコンの小まめな消毒―を呼び掛けている。
道内で治療を終えて回復したのは1032人。現在の患者数は86人で、重症は6人。98人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には2人が入所している。
道が独自に設定した3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は3・9人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は0・4人(同3人以下)(3)入院患者数は84人(同250人以下)―となり、すべて達成している。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は0・51人となり、国の緊急事態宣言解除の目安だった「0・5人程度以下」を4日ぶりに上回った。