アイスホッケーの第74回全国高校選手権大会(インターハイ)は21日、苫小牧市内の3会場で1回戦12試合が行われた。北海道栄は苫小牧東に7―1で勝利し、地元勢対決を制した。苫小牧工業は東北にGWSの末、3―2で勝って初戦を突破した。22日の2回戦は、駒大苫小牧が八戸光星・八戸(青森)、苫小牧中央が光泉カトリック(滋賀)、北海道栄が慶應義塾(神奈川)とそれぞれ対戦する。
▽1回戦
北海道栄7-1苫小牧東
▽得点者【北】チャ(角田)池上(加藤、庄司)庄司(角田、加藤)石田(中出、キム)加藤(庄司)田中(村山、中尾)チャ【苫】伯野(児玉)
地元勢同士の対戦。会場が埋まるほどの300人が観戦に訪れた。試合は両チームともに激しい攻防を見せるが、第1ピリオドに道栄FWチャが素早いドライブからゴールを決め均衡を破った。その後も数的有利なパワープレーのチャンスを生かすなど得点を重ね、勝利を決めた。苫東は、終了まで2分を切ったところでオフェンスゾーンのフェースオフから1点を返したが、力及ばなかった。
苫小牧工業3-2東 北(宮城)
▽得点者【苫】今尾(佐々木敦、小野)佐々木敦(今尾、島貫)西村優【東】佐藤映(渡辺)佐藤映(畠山)
苫工はスコアレスで迎えた第2ピリオドに続けて2失点を喫する。後がない第3ピリオド、開始早々の数的有利なパワープレーのチャンスを生かし、相手ゴール前に人数を掛けて得点につなげる。勢いに乗った苫工は、オフェンスゾーンで展開する時間を長くし、試合を優位に進めると、こぼれたリバウンドをFW佐々木敦が押し込んで同点に追い付いた。延長戦でも決着がつかず、勝負の行方はGWSへ。最後は主将FW西村がゴールを決め、1年生ながらにゴールを任されたGK山田がシュートをセーブし、勝利をたぐり寄せた。
八戸光星・八戸(青森)12-2明大中野(東京)
釧路連合13-2岩 手(岩手)
帯広工業4-3水戸啓明(茨城)
光泉カトリック(滋賀)11-0軽井沢(長野)
八戸工業(青森)16-2岡山理科大(岡山)
渋川工業(群馬)2-1龍谷富山(富山)
埼玉栄(埼玉)7-3八戸工大一(青森
武 相(神奈川)13-1高崎工業(群馬)
慶應義塾(神奈川)5-0日光明峰(栃木)