FW輪島、要に成長

  • アイスホッケー, スポーツ
  • 2025年1月14日
決勝〔道路建設―トヨタ〕第3ピリオド、GK増原を中心にトヨタの猛攻からゴールを守る道路建設選手=同

  「今年1発目にしっかりタイトルを取ることができてうれしい」。準決勝の逆転から勢いに乗った道路建設。FW輪島は決勝を終えて笑顔で語った。

   大会MVPにも選ばれた。準決勝で2得点、決勝でも2得点と躍動し、チームに勢いをもたらした22歳。「点数を取ることを意識してやってきたので、結果に結び付けられてよかった」とうれしそう。

   故障での長期離脱や一時期はスランプもあったという輪島だが、中学生当時から指導する寺尾監督が「立派な選手になった」と太鼓判を押す存在にまで成長。今季はミラノコルティナ冬季五輪最終予選正代表にも名を連ねた。

   決勝でぶつかったトヨタには、五輪予選メンバーが多くを占める第1セット以外は攻め込まれたケースが多かったのも事実。2月後半からはスマイルジャパンリーグファイナルや3月中旬には全日本選手権も控えており、身近な手本の輪島の次に続く世代に「『やらなきゃ』という意識を強く持ってもらえたら」と寺尾監督は発奮を促す構えだ。

   トヨタシグナス・牧野監督 きょうは思い切ってチャレンジしようと呼び掛けたが、そう簡単にはいかなかった。うちはまだ強く勝ちきるチームにはなっていない。シーズン終盤戦へ向けて反省すべき点を反省しながら、前向きに強化を続けていきたい。

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