道と札幌市は20、21の両日で新型コロナウイルスに感染した同市の80代男性が死亡し、新たに5人(20日3人、21日2人)の感染を確認したと発表した。道内の死者は95人、感染者は延べ1197人(実人数1180人)となった。
札幌市は60代のパート女性と70代の男性、30代の無職女性、年代・職業非公表の男性の4人の感染を確認。このうち1人は「昼カラオケ」でクラスターが発生している「カラオケ広場 さっぽろ挽歌」(北区)の利用客で、同店関連の感染者は計10人になった。
道は石狩管内の70代女性の感染を発表した。
道内で治療を終えて回復したのは1010人。現在の患者数は92人で、重症は11人。軽症者向けの宿泊療養施設には6人が入所している。
道が独自に設定している3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は3・9人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は1人(同3人以下)(3)入院患者数は86人(同250人以下)―となり、いずれもクリアしている。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は0・51人。国が緊急事態宣言解除の目安としていた「0・5人程度以下」に近づいた。