札幌市は17日、新たに6人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。道の新規感染者の確認はなかった。道内の感染者は延べ1184人(実人数1167人)となった。
札幌市で陽性が判明したのは、70~80代の男女4人と、年代非公表の男女2人。このうち80代女性の感染経路が分かっていない。
また、同市は、日中にカラオケを楽しむ「昼カラオケ」で、北区新琴似の「カラオケ広場 札幌挽歌」で5人の陽性が判明し、新たなクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。「昼カラ」関連のクラスターは道内3例目。調査対象の4~13日に48人が利用し、28人と連絡が取れていないという。市は利用者に相談窓口=電話011(632)4567=への連絡を呼び掛けている。
道内の患者数は115人で、うち11人が重症。92人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には12人が入所している。
道が独自に設定した3指標については(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)が6・7人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は2・0人(同3人以下)(3)入院患者数は103人(同250人以下)でいずれも達成している。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は0・90人と、国が緊急事態宣言解除の目安としていた「0・5人程度以下」には達していない。