苫小牧商工会議所(宮本知治会頭)は新型コロナウイルスの感染防止対策を講じた店舗への支援金など、会員事業所に対する独自の支援事業を展開している。1月に設置した相談窓口には融資や補助金などに関する相談が500件以上寄せられており、宮本会頭は15日の通常議員総会のあいさつで、「支援事業はスピード感を持って実施し、地元企業を全力で支えていく」と話した。
独自事業は(1)店舗内感染防止対策支援金(2)テークアウトやデリバリーを実施する飲食店の紹介(3)雇用調整助成金個別相談会の開催―など。
(1)は、飲食店や小売店など接客を伴う会員事業所を対象に、仕切り板の設置やマスク購入などの感染防止対策に上限3万円を支給する。500社程度の利用を想定している。希望する事業者は7月31日までに、必要書類を同商議所に郵送する。
(2)は、テークアウト・デリバリー情報発信サービス事業「オフィスdeランチ『とまごち』」として、テークアウトやデリバリーを行う会員事業所6店を紹介するチラシを作成。16日に会員2100社に発送した。
(3)は今月すでに4回実施。24日も、苫小牧経済センタービル2階の中小企業相談所で開催する。時間は午前10時から正午、午後1時から同5時で参加企業を募集している。
各事業の問い合わせは同商議所 電話0144(33)5454。