道と札幌市は15日、新たに6人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうち4人の感染経路は不明。道内の感染者は延べ1176人(実人数1159人)となった。
道は、室蘭市の製鉄記念室蘭病院に勤務する医師(年代・性別非公表)と、胆振管内の30代女性(居住自治体名・職業非公表)の陽性を確認。2人とも感染経路が不明で、濃厚接触者などを調査している。
札幌市は20~70代の男女4人の感染を発表した。このうち、50代女性(職業非公表)と20代男性会社員の感染経路が不明。市の下水処理場「手稲水再生プラザ」(手稲区)に勤務する70代の男性職員の陽性も判明した。
道内の現在の患者数は126人で、うち10人が重症。91人が死亡している。軽症者向けの宿泊療養施設には14人が入所している。
道が独自に設定した3指標については、(1)1日の新規患者数(直近1週間の平均値)は7・3人(目標10人以下)(2)1日の感染経路不明の新規患者数(同)は2・0人(同3人以下)(3)入院患者数は112人(同250人以下)―となり、いずれも達成している。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は0・97人となり、国が緊急事態宣言解除の目安としていた「0・5人程度以下」には達していない。