【1】 新任・転任校長

  • 新任・転任校長, 特集
  • 2020年5月7日
苫小牧西小 土井嘉啓校長
苫小牧西小 土井嘉啓校長
苫小牧勇払小 森晶子校長
苫小牧勇払小 森晶子校長

  苫小牧市内の小中学校にこの春、新たに赴任した校長10人に、抱負や教育方針を聞いた。

  苫小牧西小

  土井嘉啓校長(58)

  思いやりの気持ち持って

   様似町出身で、苫小牧市内の旧弥生中学、苫小牧東高校を卒業した。

   西小で1991~97年の7年間、教諭を務めた経験がある。校舎は新しくなったが、一部の教室やプール、グラウンドは昔のままで「懐かしい。一番長くいた学校だ」と思い出を語る。

   児童たちは、あいさつが爽やかで、「素直なすごくかわいい子どもたち」と相好を崩す。

   子どもたちには、思いやりの気持ちを持ってもらいたいと願っており、「人を大切にすることが、自分を大切にしたり、自分の幸せを感じたりすることにもつながる」と強調する。

   先生たちにもやりがいを持ってもらい、「児童たちが学校に行きたいと思い、保護者が西小で良かったと感じてもらえる学校にできたら」と意気込みを語った。

  苫小牧勇払小

  森晶子校長(53)

  未来を生きる力育てたい

   「人なつっこく、元気なあいさつもきちんとできる子たち」と児童の印象を語る。全校児童は74人。「早く児童一人一人の顔と名前を覚えて、良い関係を築けたら」と笑顔を見せる。新型コロナウイルスが終息し、気兼ねなく児童と話ができる日を待ち望んでいる。

   苫小牧市内では、明倫中、光洋中、青翔中で教壇に立ち、啓北中山なみ分校で2015~16年に教頭を務めた。

   これからの時代を歩む子どもたちには、未来を生きるために必要な力を育てていきたいと考えている。それには、学力、心、体のいずれも欠かすことができない。

   「自分の力で判断して生きることができるように、たくましさや心のしなやかさを身に付ける教育を進めていけたら」と話している。

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