道や札幌市などは24日、新たに22人の新型コロナウイルスの感染者を確認したと発表した。道内医療機関で院内感染が相次いでおり、クラスター(感染集団)となっている千歳第一病院では、入院中の70代女性と90代男性2人の感染が判明し、同病院関連の感染者は26人に拡大。公表済みの患者が千歳市の北星病院で院内感染した疑いも強まり、同病院関連の患者数は前日の6人から8人となった。同市の訪問介護ステーション「やさしい介護しののめ」、通所介護施設での新たな感染者はなかった。
同じくクラスターとなっている国立機構北海道がんセンター(白石区)は外来患者の60代女性と、8日に検査入院した70代男性の2人に加え、40代、60代の女性委託職員2人の計4人が感染。同センター関連の患者はこれで57人となった。
札幌呼吸器科病院(同)関連の患者は、50代の女性職員の感染を確認したことで47人に増えた。遠軽厚生病院(オホーツク管内遠軽町)関連の患者は、13日まで入院していた50代男性が陽性となり、13人となった。
宿泊療養施設の東横INN札幌すすきの南(札幌市中央区)には同日7人が入所したが4人が退所したことで、入所者は34人となった。
道内の感染者は延べ562人(実人数557人)。治療中の患者は325人で、うち重症は11人という。