苫小牧市が製造業など産業を振興しようと、柏原に開設しているテクノセンターの館長に１日付で就いた。スタッフ５人の少数精鋭で技術支援や製品開発、材料評価など、幅広い需要に応え続けてきた同センターを「優秀な人が頑張り、企業に頼りにされている」と評価し、「さらに広げていきたい」と力を込める。
道立工業試験場で機械金属の研究職を皮切りに、技術支援センター所長、道工業大非常勤講師、室蘭工業大客員教授などを歴任。前職は国立高等専門学校機構の特命教授、産学官連携コーディネーターで、２０１８年開設の苫小牧高専サテライト「Ｃ―ｂａｓｅ（シーベース）」で地元企業の支援に奔走。「いろんな機関で勤務したネットワークを生かし、連携を密に産業支援をしたい」と話す。
釧路管内鶴居村出身、北大卒。博士（工学）の学位も取得。趣味はアイスホッケーで審判員の資格も。プロ野球は北海道日本ハムを応援している。
