1日付で着任。前任は渡島総合振興局の保健環境部長で、初勤務の苫小牧に「函館よりも少し寒いですね」と笑顔を見せる。旭川医大卒業後、2年ほど医師として医療機関に勤務。1993年、道に入庁し、保健所一筋で公衆衛生などに取り組んできた。
新型コロナウイルスの感染者が道内で再び増えつつある中、「オーバーシュート(爆発的な感染拡大)に対応する医療体制づくりを進めていく」と力強く話す。医療機関はマスクや消毒液などの不足が深刻。「外出自粛など少しの我慢をしていただくことで(医療現場への供給量が増え)重症な人を救うことにつながる」と強調する。知事が示した集中対策期間(5月6日まで)への協力も呼び掛け「地域の皆さんと一緒に難局を乗り切りたい」と抱負を語る。
1966年生まれ。旭川市出身。趣味はウオーキング。「苫小牧はホッキ貝が有名。そのおいしさをじっくり味わいたい」と話す。